過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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223:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/23(水) 22:56:15.07 ID:uSpadqfDO

頬は赤く腫れ、口元からは血が流れ出ていた。
彼は奥歯を噛み締めて、前方に居る人間に睨みを利かす。
ぶつけられた漠然たる殺気に、人間は眼中も無いようで意に介さない。

以下略



224:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/23(水) 22:57:00.70 ID:uSpadqfDO

対する一方通行は迎え撃とうと拳銃を構え、引き金を引く。一発だけだ。
瞬時に脚にベクトルを働かせ、爆発的に前へ出る。
当初は殴打して意識を刈り取るか、触れた途端に血流操作して内部から破裂させてやればいいと踏んでいた。
しかし、それでは駄目だ。人間は先刻こう告げた。能力は無効だ、と。
以下略



225:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/23(水) 22:58:31.33 ID:uSpadqfDO
掻い摘めばあの『ヒーロー』と戦ってる要領でいけば何の問題も無い。


(背後からぶっ飛ばして、後頭部に銃弾をブチ抜く)

以下略



226:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/23(水) 22:59:33.15 ID:uSpadqfDO

一方通行は銃弾を避けた時点で、人間の背後に回り込んでいた。頭上を通過する一発の銃弾を確認し、人間に突撃する。
片手に拳銃を携え、もう片方はアスファルトに叩き付けようと脳天目掛けて腕を伸ばす。

触れるその直前、―――人間が“ブレた”。
以下略



227:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/23(水) 23:01:13.38 ID:uSpadqfDO

そして迸るのは鈍痛と衝撃。
脳を揺さぶられ、視界が霞む。
数歩覚束無い足取りで後退し、彼は脚にベクトルを働かせる寸前、今度は胸にトンと何か押し当てられた。
眼を動かし、目視。確認した瞬間彼は、背筋が極寒の境地に浸る。
以下略



228:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/23(水) 23:02:38.11 ID:uSpadqfDO


「ご、ああああああああァァァァァァァァァッッッ!!!!!!!」


以下略



229:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/23(水) 23:04:40.86 ID:uSpadqfDO


(クソッ、エイワスのヤツ忠告が足りなかったンじゃねェのか?)


以下略



230:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/23(水) 23:08:02.13 ID:uSpadqfDO
何者だ、と問いたいかと言われれば肯定だ。しかし、まさか相手から申告されるとは思わないだろう。


「考えが読めねェな。俺に教えて何の得があるってンだ? テメェの素性まで晒してよォ」

以下略



231:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/23(水) 23:09:29.67 ID:uSpadqfDO

数秒後復活した頭で、彼は疑問する。
―――第0位?


以下略



232:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/23(水) 23:10:43.52 ID:uSpadqfDO
二往復した所で、仮面にに掘られた奥の鋭い瞳が一方通行を再度射抜く。


「見る限り、打ち止めと番外個体はこの場に無存在のようだ。手段によって二人を捕獲又は殺害は思案したが、無用か」

以下略



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