過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2011/03/07(月) 09:58:44.75 ID:f0+Zu3GDO
記憶から消えていれば、“ソレを忘れて”、笑っていたのかもしれない。
記憶から消えていれば、“今の自分”は、無かったのかもしれない。
記憶から消えていれば、全てを忘れたまま……倖せに生きていられたかもしれない。
「結局、久し振りって訳よ〜」
―――フレンダという、存在を。
瞳に殺意を宿し、フレンダは狂笑する。
ケタケタと笑い。
クククと笑い。
ハハハと笑い。
ゲラゲラと笑う。
嘲るように嗤うのは、何に対してか。他者か。己か。
或いは学園都市か。
「まあ結局さ、再びこうしてお涙頂戴の感動ストーリーみたいに再会した訳だけど」
くしゃりと顔が歪み、告げる。
「―――死んで♪」
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