過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
1- 20
500:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/15(火) 11:12:31.47 ID:Bv5yjycDO
それは余りにも残酷で。醜悪で。冷酷で。無惨で。悲劇で。滑稽で。
神は嘲笑って嘲笑って、嘲笑を繰り返す。冷徹な視線を麦野に送っていたのだ。

最終手段として、頭の隅に『自らの死』ぐらいは入れてはおいた。
逃げても駄目。気絶させるのも駄目。ならば自らの命を絶とう、と思案程度には考えていた。


―――虚しくも、最後の希望をも粉々に打ち砕かれたが。



「そりゃ当然って訳よ。結局、私は麦野を殺すためだけに造られた乱造品。
任務達成したら後は用済み。『焼却炉』に放り込まれるか、若しくは実験用の『人形』に堕ちるか……結局、生きる道は元から閉ざされてる訳」



心底どうでもいい、と。自分の行く末の運命に興味が無いとでも言うように吐き棄てた。
まるで感情が籠もって無い。それこそ、“本当に人形”のように。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
877Res/432.38 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice