過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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569:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/19(土) 15:02:34.38 ID:Klmpo7sDO

拳をいなした直後、第0位は地面を蹴ってバック。その様子に浜面は訝しむ。
今まで息を忘れるほど、局面の拳の打ち合いを交わしていたにも拘わらず、今更一旦区切りを導入するという事は……何かしら理由が出来たか、勝機への導きを得たか。


以下略



570:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/19(土) 15:04:24.51 ID:Klmpo7sDO



「しかし残念だ。今回に限っては運が悪かったとしか言いようがないな」

以下略



571:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/19(土) 15:05:20.96 ID:Klmpo7sDO


慌てて振り向けば、病院玄関に自分の愛する人。
駆け付けて来たのか、肩を上下に揺らして息遣いは少々荒く、顔色は心配や焦りの色を窺えた。

以下略



572:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/19(土) 15:06:38.38 ID:Klmpo7sDO

滝壺の好意を対照に、浜面は彼女へ説得するように怒りをぶつける。



以下略



573:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/19(土) 15:08:06.04 ID:Klmpo7sDO


彼は歯を食い縛る。
こうなるなら看護婦や先生に見張っててもらうよう懇願しとけば良かったと、今更ながら後悔。

以下略



574:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/19(土) 15:10:06.39 ID:Klmpo7sDO
距離を置いた意味と滝壺が姿を現した意味は、決して繋がらない。

浜面は再び、第0位を射抜く。
肝心の彼は仮面の砕けた所から覗かせる空虚な瞳を……瞑る。

以下略



575:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/19(土) 15:12:20.19 ID:Klmpo7sDO


先刻とは比べ物にならない程、殺気が浜面の身体を襲う。
人間が出せる範囲を容易く超越した、深い深い底の冷たい恐怖。
背筋にイヤな汗が噴き出る感触。少なくとも、今後戦闘を続行しても時間は稼げないと理解する。
以下略



576:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/19(土) 15:13:19.17 ID:Klmpo7sDO



「……二度目は無いと忠告はした。全力で行かせてもらう」

以下略



577:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/19(土) 15:14:50.44 ID:Klmpo7sDO



「は……?」

以下略



578:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/19(土) 15:16:24.34 ID:Klmpo7sDO

大男は第0位がノーバウンドで五メートル以上飛ばされて行くのを確認して、浜面に振り向く。



以下略



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