過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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665:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/28(月) 03:13:32.82 ID:XKbl6oTDO
威力も爆風も完全に右手で防がれるも、右手を跳ね返そうと更に力は増量する。
対して彼は弾かれないために左手を加え、必死に抑え込む。

幻想殺しの処理速度は良好。
右手に支障は無い……が、




(ッ!! 弾かれる……ッッ!!!?)




左手を加えて尚、係る衝撃が凄まじ過ぎて右手が跳ね返されるのも時間の問題になってきた。
歯を強く食い縛り、疾うに限界を越えている右腕に力を付け加える。もはや感覚が失っている。

それでも、現状は変わらない。
後数秒。僅か数秒耐えれば良いのに……腕が、反れる。




(ク、ソ……ッ!!!!)




まぶたを閉じる。
彼は決死の覚悟で右手に全身全霊を捧げ、抵抗を止めない。
今後、暫くはマトモに動けない可能性は否めない。
だけど、自分が傷を受ける代わりに平和を取り戻せるなら、迷う必要は無いから。

上条当麻が、命を賭ける理由にしては、十分だろう。







―――そして、





―――彼の右腕は、





―――重圧に耐えきれず、





―――反れる。





―――……はずだった。


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