過去ログ - ヴェント「私の背中はアンタに預ける」
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67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/12(土) 19:53:00.80 ID:uGgtFTwDO

さて、どう対処すべきか。
『天罰術式』を発動させても良いが、使用制限の方も気になる。
依然としてお互い停止状態。あちらは敵意剥き出しで、今にも飛びかかって来そうな勢いだ。
このまま現状維持で、誰かが横槍が入るのを待つという手段も良いかもしれない。
実際状況は悪化していな―――いや、前言撤回しよう。状況は悪化した。


「どうしちまいました? 『神の右席』とあろう御方がのんびりと。まさか増援を呼んでないと思いで? ハッ、クソ食らえやがれってんです」


私服を纏う多数の老若男女。
各々の武器を構え、矛先をヴェントへ向ける。―――「天草式」だ。


「チッ……」


いよいよ『天罰術式』を使う羽目になり兼ねない事態に陥った。
どうやら黙ったままでも状況はエスカレーター式に自動で急降下していくらしい。


「あなたが何故ココに居やがるとか、こんな所で何をするつもりとか、知ったこっちゃねえですけど」


アニェーゼは『蓮の杖』の先端をヴェントに向け、宣告する。


「―――あの少年の捜索を邪魔しやがるってんなら、例え『神の右席』だろうと容赦しねえです」


シスター三人と天草式を含む全員が、一斉に彼女へ飛びかかる寸前、





「待つのよな!!」





勢いを引き裂くように、押し留める声が響く。


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