762:『究極生物編』:第5話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/02/16(水) 15:10:20.39 ID:aCfGM3oS0
―――『スメルシュ』
『ネオドレス』に直属する『暗部組織』の一つであり。
その任務にチーム名である『スメルシュ』の通り、内部粛清とスパイ狩りを主とする『暗殺部隊』。
『スメルシュ(SMERSH)』とはロシア語で『スパイに死を』、転じて『暗殺部隊』を意味している。
霞の目「手段は問わない。今すぐに出動し『被験体03』を確実に『抹殺(エリミネート)』せよッ!」
霞の目「もはや『捕獲』など考える必要は無い」
???「フフ…随分と久しぶりの事ですな。我ら『スメルシュ』に出動命令が下り」
???「そこの査楽君が、『ネオドレスの査楽』では無く『スメルシュのフョードル』として」
???「そしてこの私が『スメルシュのイワン』として、『殺し』の仕事をすのは、ね」
『霞の目』の『指令』に、そう言って嬉しそうに笑みを浮かべたのは、
顔面を目口以外は一切の隙間無くミイラの様に包帯で覆った背の高い男であり、
上は長袖の白いシャツにサスペンダー、下はコンバットパンツにブーツを履いている。
彼の名は『イワン』。
無論、本名では無く『コードネーム』である。
かつてはKGB直属の『特殊部隊(スペツナズ)』である『アルファ部隊』に所属していた男で、
『無音殺人術(サイレントキリング)』の達人であり、ソ連崩壊後行き場を失って、
紆余曲折あって『学園都市』…そして『ネオドレス』に拾われた男だった。
彼は『スメルシュ』のリーダーであり、部隊名の『名付け親(ゴッドファーザー)』であった。
―――そんな彼には『無音殺人術』以外にも『ある特技』があるのだが、それは後に述べるとする。
???「ここん所、ケチな仕事ばっかだったからな…腕が鳴るぜ」
そう言ったのは、肩ぐらいまでの長さの明らかに染めたと解る茶髪頭に、
コンバットジャケットを羽織った青年だが、彼の名は『ニコライ』。
『スメルシュ』の中では新顔で、一年ほど前にケチな銀行強盗で捕まった所を、
『ネオドレス』が拾い、『イワン』が訓練を施した『能力者』だ。
『絶対等速(イコールスピード)』と言う、中々にユニークな能力の持ち主で、
新顔ながらも、中々に腕の立つ男である。
???「相手は『第二位』が居ると聞きましたが、よろしいのですか?」
霞の目「構わん。所詮『一方通行』以外の『超能力者』など…」
霞の目「『アレイスター』の『プラン』にとっては『予備』でしかない」
霞の目「『代わり』などいくらでも容易できよう」
そう『霞の目』に問うたのは、
『レフ』の『コードネーム』を持つ少年で、中々に特徴的な外見をしている。
土星の輪のように頭全体を覆うヘッドギアを頭に被っており、
そのヘッドギアには、360度にプラグが挿してあり、
無数のケーブルを腰の機械に繋げているのである。
何の装置かは知らないが、何とも禍々しい雰囲気を放っていた。
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