842:『究極生物編』:第6話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/02/16(水) 22:01:38.00 ID:aCfGM3oS0
―――プシュッ!
と、まるで風船から空気の抜ける様な気の抜けた音が、
静かな路地裏に微かに響き、殆ど間を置かずして、
―――バシャッ
と、スイカか何かが弾ける様な音が響いて…
―――ドシャリ
また誰かが死んだ。
この『学園都市』の『暗部』では、人の命の価値は紙クズよりも軽い。
頭を背後から撃ち抜かれて殺されたのは、
『カモッラ』の下部組織の構成員の1人。殺したのは…
査楽「―――これで全部ですね」
査楽「邪魔になる前に始末させて頂きました」
『ネオドレス』の下部組織、
『スメルシュ(殺人課)』に所属する『能力者』『査楽』である。
その手には、今しがた人を一人射殺した『消音機(サイレンサー)』付きの『ショットガン』が見える。
『学園都市暗部』に属する『部隊』は、『カモッラ』にも『アイテム』にも、
基本的には例外が無く『下部組織』が付属している。
その『下部組織』に大きさの多少はあるが、
基本的にはどの『下部組織』も、少数精鋭の『部隊』への、
大人数によるサポートを担当し、少なく物資、装備、そして人員がつぎ込まれている。、
『カモッラ』はリーダー格が『超能力者』で有る事もあって、
その規模は数ある『下部組織』の中でも特に大きく、装備も潤沢だ。
垣根帝督はその『下部組織』に命令し、
武装させた少なくない人員を『アジト』から『セーフハウス』へのルート上に、
敵への監視と警備を兼ねて展開させていたのだが…
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