過去ログ - ミサカ「ミサカ達の仇討ちですとミサカは突撃隣の晩御飯!」オッレルス「!?」
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2011/04/15(金) 20:10:14.06 ID:PcTRI+Cyo
……『あのテッラパン全面協力の、パンサクセスストーリー!』
……『テッぱん! 4月5日より、一周遅れで放送開始!』
……『必ず朝は来る。必ず腹は減るんですねー』
イタミサ「こちらでは変わったドラマをやるものですね、とミサカはカルチャーショックを受けます」
スネーク「なるほど……MN……じゃなくて番組作りの参考になります」
何だか緑のエリマキトカゲが宣伝する連続朝ドラのCMを見つつ、双子のように似た少女はパンをほおばっていた。
裏ではMNWにも同時に視覚情報を提供しており、このドラマを見ようと一部のヨーロッパ在住のミサカが番組表を確認していたりする。
シルビ「好きだねそのパン……」
イタミサ「こんなおいしいものがあるなら来たかいが……あ、復讐……」ブツブツ
目的と現状の不一致に苦しみうなだれるミサカ。
それを見て話題をかえようと、オッレルスは、
同じ姿だが終始無言でTVとパンに食らいついているスネークに話を振る。
オッレ「えっと、姉妹……みたいなものだよね?」
スネー「姉妹……まぁ妹達(シスターズ)である以上、ある意味姉妹といえばしまいですが……」
そう言ってチラリと横をうかがう。
クローン。
最初こそ、実験動物という扱いを受けてきた。
しかし、今。
彼女達は、ようやく個性を手に入れようとしている。
互いの違いを認め合うが為の前提条件である、個性を。
その初期段階である今、二人の関係はよく似た姉妹とも言える。
スネー「……ミサカ達は、個性を得ました。 だからといって、妹達という絆が消える訳ではありません、とミサカは自己確認をします」
オッレルスの質問に答える事もなく、スネークはMNWにも漏らさずただ、そう呟いた。
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