過去ログ - 番外個体「学校に行ってみたいなぁ……」 冥土帰し「よし任せろ」
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937:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:03:28.30 ID:6YXDkjgoo
 無駄に理性が働いているだけに、この現状はミサカには衝撃的だった。本当にミサカがやったことなのか。

 もう自分でも何を言ってるのか分からない。負の感情とかそんなちゃちなもんじゃねぇ……。もっと恐ろしいものの片鱗をなんちゃらかんちゃら。

 ミサカは昨日、本当にこんな事を言ったのか。罰ゲームという名目で、こんな事を要求したのか。
以下略



938:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:05:15.32 ID:6YXDkjgoo
番外「ね、ねぇ……」

一方「…………なのか?」

 声が小さ過ぎてよく聞こえない。どちらかというと、呟いてる感じかな? こんなに近くにいても聞き取れない。
以下略



939:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:07:41.73 ID:6YXDkjgoo
番外「……」

一方「言えないならいい。だが俺は聞く。昨日の夜、オマエに何があった」

 これは答えるべきか、答えないべきか。
以下略



940:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:08:59.10 ID:6YXDkjgoo
一方「……なァ、俺が昼に言った事、覚えてるか?」

番外「昼……?」

 昼? あなたに言われたことならたくさんある。その中のどれの事を言っているの?
以下略



941:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:09:56.78 ID:6YXDkjgoo
一方「だから、俺はオマエのそんな顔を見たくはねェ」

 一方通行はミサカを一直線に見つめてくる。その目は嘘を言っていない。真っ赤な瞳は何よりも透き通っているようで。

 その顔は……ミサカだけを見てくれてる……。
以下略



942:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:11:47.25 ID:6YXDkjgoo
番外「……」

番外「……昨日と同じがいい」

一方「……あァ?」
以下略



943:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:13:02.39 ID:6YXDkjgoo
番外「あぅ……」

 やっぱり、あなたは暖かくて優しい。

 今までの不安しかなかったのが嘘のようだ。まるで夢を見ているみたい。
以下略



944:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:15:40.66 ID:6YXDkjgoo
番外「ねぇ……。今日、あなたは楽しかったの?」

 顔を上げて聞いてみた。あなたの顔はピンク色で桃みたいに染まってる。桜と同じ、桜色だ。
ミサカは楽しかったよ? あなたはどうだったの?

以下略



945:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:17:27.25 ID:6YXDkjgoo
番外「……今日が何の日か知ってる?」

一方「今日か?」

 やっぱり、一方通行は知らない。それもそうだよね、あなたには縁がなさそうだもの。
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946:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/21(月) 00:18:51.98 ID:6YXDkjgoo
 バレタインの特集号で、男性の欲しい物ランキングの中に、それがあったから。

 ミサカには物を買うお金は無い。今あるお金も、元は一方通行のお金だから、これでプレゼントを買っても意味が無い。

 だから、このキスはミサカからあなたへのバレンタインプレゼント。そうミサカは自分に言い聞かせる。
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