過去ログ - 花山「ありゃア・・・惣流・・・・・・・・・安価頼むぜ・・・」
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833:赤いイヤーカフ
2011/08/04(木) 16:20:07.01 ID:0/DZ+3gw0
午後11時16分
ネルフ本部:職員用個人宿舎


綾波「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」スー・・・ スー・・・

アスカ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」クー・・・クー・・・

シンジ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」スー・・・スー・・・



バキ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」







この未来世界に来て、はや数ヶ月が経過した今。
バキは自身に芽生えた変化に気付き始めていた。


自らの胸の内に、物心ついて間も無い時期から植え付けられた渇き・・・

闘いへの欲求。強者への憧れ。

その思いから端を発した武への探究と克服の経験。

その経験から生じた傲慢。



今の自分からはそれらが消えている。



なんの枷も無い。本当の自由。


学校で友達と遊び、勉強に勤しみ、くだらない笑い話に華を咲かせる。

家族のような同居人とテレビゲームを楽しむ。


温かい食事を皆で囲む。


些細な事、割と重大な事で口喧嘩をする。



普通の家庭に生まれたなら当然のように辿ったであろう平凡な毎日。

使徒とエヴァの存在。ネルフが陰で行った許し難い所業という非日常も混ざってはいるが、それでも毎日が楽しい。


自分の人生には無縁だと端から決め付けていた事が
今の自分を包んでいる。



バキ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



グスッ


バキ「・・・?・・・・・・・・・」





バキの耳が、小さく掠れた嗚咽を聞いた。




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