129: ◆XtjOmDyc46[saga]
2011/03/03(木) 22:30:02.03 ID:Qa7CywZDo
突然の出来事だった。
上条の隣で談笑していた美琴が、その足を止める。
血の気が引いたように真っ青にした顔で、彼女は顔を道の先へと向ける。
それは明らかに異常だった。
上条の目の前にいる美琴は、今までに見たことのない表情をしていた。
「おい………御坂?」
「ごめん、ちょっと静かにして」
信じられないものを見たような。
それでいて、それを信じきれていないような。
否定していたいような。
心の奥底で、無視しようとしていたことが、目の前で行われているような。
そんな、表情。
「そんな……まさか………」
美琴が、一歩後ずさる。
その視線は、ただ前方へと固定されていた。
「どうしたんだよ」
その視線を追うように、上条も前方に目を向ける。
そこに居たのは
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