過去ログ - 9982号「あなたがミサカの…お姉様…?」 美琴「えっ…」
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63: ◆k6RW/3k7XQ[saga]
2011/03/28(月) 15:23:27.17 ID:LBYHUay80

差し出された打ち止めの小さな手にちょこんと乗っていたのは、9982号のポケットから落ちた緑の缶バッチ。

それは所々色が剥がれ、傷付いていた。
さらに、元々は丸い形だったのだろうが、一部が少しへこんでいる。

そして―――。

真ん中には可愛らしいカエルのキャラクターが描かれていた。

何も知らない人が見れば、単純に、どうしてこんなにボロボロになっているのか疑問に思うことだろう。

しかし打ち止めは何となくわかっていた。


それが―――

"あの時"の缶バッチと、全く同じ物だったから。

見間違いなんかじゃない。
忘れるはずがない。

9982号にとっても―――

妹達全員にとっても―――

大切な思い出の"欠片"。


9982「あ、落としてました?拾ってくれてありがとうございます」

9982号が打ち止めから缶バッチを受け取ると、
二人ともさっきまで座っていた席に着いた。

9982「ミサカの物じゃないので無くすと大変でした。やっぱポケットは危ないですね」

打ち「あなたの物じゃないの?ってミサカはミサカは目を丸くして尋ねてみる」




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