過去ログ - 一方通行「…………お前なンか、大嫌いだ」
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131:>>1[sage]
2011/08/11(木) 01:45:40.74 ID:lIRYf3fh0
<新棟 1階>

結標を筆頭として垣根や海原、一方通行がそれぞれの戦いを繰り広げている中、土御門もまた己の役割を
果たそうと努めていた。うにゃー、などの力の抜けるようなうめき声を上げながら、ではあるが。

土御門「単なるテロリストにしては情報のセキュリティが高すぎるぜい。守護者でも呼びたい気分だにゃー」

心理定規「それだけ重要な情報があるって事じゃない。あと、そのやる気なくすような口調やめて」

土御門「はいはい。スクールのお嬢様は真面目な事で」

土御門は肩をすくめると、再びキーボードをカタカタと鳴らし始めた。
ちなみに彼が探している情報とは、上層部がこのテロリスト達を危険視する理由となる(と予測される)ものである。
これだけ厳重に守られているのだから、彼らの予想はきっと当たっているのだろう。
対して心理定規はというと、何もしていなかった。
正確に言うと彼女は警備兵に指示を出し、彼に端末の操作をさせているのだが、彼女自身がそれに触れる事は無い。
心理定規が探らせているのは、この建物の現在のマップとテロリストの数および配置やその作戦だ。
つまり、土御門が敵の持つ情報を調べているのに対し、彼女は敵自身の情報を探していることになる。

警備兵「……これが現在のマップです」

数分後、警備兵が画面に表示させたのは確かにこの建物の管内図だった。
だが、しかし。

心理定規「これは……」

それを見た心理定規は言葉を詰まらせた。

土御門「ん?どうしたんだ?」

心理定規の様子を見た土御門も画面を横から覗きこむ。
そして、彼女と同じように小さく息を飲んだ。

土御門「どういうことだ?ウィルスか?」

心理定規「そんなはずは無いわ。でも、これって……」

彼らが戸惑う間にも、マップからはまるでジェンガのように次々と壁が消え去っていた。


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