過去ログ - 一方通行「…………お前なンか、大嫌いだ」
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[sage]
2011/08/11(木) 01:46:58.88 ID:lIRYf3fh0
<旧棟 3階>
結標(何よ、こいつの戦い方。無茶苦茶じゃない……っ!)
結標淡希は苦戦していた。
本来なら、ただ単に「手元に物を引き寄せる」しかできない能力者など、「物体を自由に移動できる」彼女の敵ではなかっただろう。
だが、今回ばかりは話が違う。
絶対入手「ふん」ヒュッ
結標(くっ……また壁を……!)
そう、壁だ。
空間に唐突に現れるコンクリート壁。
敵対する男の手のひらから、突如「出現」するその壁が問題なのだ。
結標はその能力の有用性と引き換えに、演算に少々手間がかかるという欠点を持つ。
それは本当に些細なものであり、彼女が他の能力者と戦う上では問題にならないレベルの欠点だ。
しかし、今回はその欠点が彼女を追い詰めている。
結標(これのせいで、向こう側がどうなってるかわからなくなる)
物体の元の座標と、転移後の座標。
その正確な情報がテレポート系の能力には必要であり、それが能力発現の精密さにもつながっている。
しかし、この眼前にあられる壁が結標の視界を遮り、その反対側の情報も遮断している。
だから、結標は能力を発現できないし、座標移動を用いて男に対して攻撃できない。
例え能力を使おうとしても、壁の向こうの男を狙ったはずのコルク抜きが何でも無い空間に現れてポトリと落ちる、
なんて間抜けな事になるだけだからだ。
ならば、その壁を座標移動すればいい。そんな意見もあるだろう。
もちろん結標もその案を真っ先に考えた。
だが、彼女は即座にその考えを否定した。
壁の役割というのはいくつかある。
たとえば、風雨を防ぐ事。たとえば、人目を避ける事。たとえば、単なる空間の仕切り。
そして、たとえば建物を支えその強度を保つ事。
あるレベル以上の能力者なら、たかが壁の一枚や二枚ぐらい転移させる事など容易である。
しかし、それをしないのはどの壁を動かしても安全か、そしてどの位置に動かすならば問題が無いのかが分からないからだ。
もし間違った場所に転移をして建物が崩れてしまえば、自身にも被害が及ぶ事は明白だからである。
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