15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/20(日) 00:29:52.97 ID:mZzWb1OW0
私「は?」
お姉ちゃん「へ?」
私「私達四人のこと?」
お姉ちゃん「そうよ」
私「なんで、関係ないでしょ、お姉ちゃんとこなちゃんは」
お姉ちゃん「そんなことないわよ。私達みんなの問題よ」
私「なに。連帯責任ーみたいなアレ?」
お姉ちゃん「そんなんじゃないわよ。二人のことが心配なのよ」
私「―ざけ―なよ―――」
お姉ちゃん「え? 声が小さ」
私「お姉ちゃん達のせいでゆきちゃんともめてるんだよぉ!!」
家中に響き渡るような大きな声でした。
大声を出すつもりは無かったのに、自然と張り上げるように叫んでしまいました。
そんな私の様子を見てお姉ちゃんは目と口を開いて固まるばかりです。
私の言っていることの意味が分からない。
分からなくて何度も言葉を頭の中でリピートしているようでした。
仕方ないと思います。脈絡がありませんでしたから。
それにまさか私に見られていただなんて思っていないでしょう。
だからお姉ちゃんのこの反応は当然の事です。
何も気づいていないお姉ちゃん。
私がただ勝手に覗き込んで、ただ勝手に悩んだだけのこと。
目を背けたくて同じことに勘付いたゆきちゃんの言葉には耳も貸さなかった。
あれに関わる全ての事を無かったことにしてしまいたかった。
私は何も見なかった、お姉ちゃんとこなちゃんは普通の友達、
ゆきちゃんと私は今までと変わらない友達。そんな四人組がよかった。
何やってんだろ私。
私「お姉ちゃんがこなちゃんとあんなことするから!」
私「私もゆきちゃんも不安になって! 心配で怖くてぎこちなくなって!」
私「私は忘れようとしたのにゆきちゃんは無視できないとか言いだしちゃってさあ!!」
私「しかも何その反応。訳が分かりませんみたいなすっとぼけた表情!」
私「意味わかんない! なんでこんなことになってるの何にもしてないのにぃぃ!!」
お姉ちゃん「ちょ、ちょっとつか、つかさ離して!」
気が付けばお姉ちゃんの私服のネクタイを思いっきり引っ張っていました。
別に痛い目に遭わせてやろうとかそういうつもりは全く無かったと思います。
ただの衝動でした。全ての原因にしか見えない目の前の人に何かをぶつけたかったんだと思います。
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