29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/19(土) 18:36:28.57 ID:eIDRhVId0
杏子「でも……アイツはあたしのこと、嫌いなままだろうし……
自分の考えは絶対に正しいって、あたしの考えは間違えてるって想ってるだろうし……
あたしだって、自分の考えが間違ってるだなんて想ってないし、アイツの考えは間違いだって想ってるし……
貫ける力もない癖に貫こうとして、バカみたいだなんて考えてるし……」
マミ「…………」
杏子「それなのに、そんな一方的に、もう少しだけでも良いから……
ほんのちょびっとで良いから、仲良しじゃなくても良いから……
仲間だなんて思わなくて良いから……
せめて、魔女とか魔法少女とかが無いところだけで良いから、邪険に扱われないようにはなりたいって思っても……
ただ図々しいだけで……迷惑なだけで……」
マミ「……そんなこと、無いと思うけどな」
杏子「え?」
マミ「美樹さんもきっと、あなたとはもう少しだけお話したいと思ってるわ。
だって今の美樹さんがあるのは、あなたが言っていることを、全部とは言えないまでも――
納得も同意も出来ないまでも、そういう考えもあるんだな、って考えられる程度には、分かっているからでしょうし」
杏子「……本当?」
マミ「ええ。それに私は、あなたのような魔法少女らしい考え方も間違いじゃないって思ってるわ。
思っていながら、逆らってるだけだもの。私の考えも間違いじゃないって信じてね。
きっと美樹さんも、私と同じように考えてくれる日が来るわよ。
だから……友チョコ。作りに来ない?」
杏子「でもあたし……料理なんて……確かにお菓子は好きだけど、食べる専門だし……」
マミ「分かってるわよ。バニラエッセンスを飲むぐらいだもの。きっと美樹さんと同じぐらいでしょうね。
……でも、チョコレート作りなんて簡単よ?」
杏子「……そうなのか?」
マミ「ええ。だってチョコレート作りだなんて、チョコを溶かして固めてデコレーションするだけの、簡単な作業だもの」
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