42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/20(日) 02:48:02.88 ID:iUWWVFqDO
炎に巻かれながらも少年は歩みを止めない。さも当然にその道を歩き、淡々と不良に向かっていく。
「来るな、気違いがー!!」
ありったけの力で打ち込んだ炎の塊さえ、まるで水滴を拭うようなさりげなさで無力化する。
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/20(日) 02:55:43.05 ID:iUWWVFqDO
少年が能力者に対して振るう武器はただ一つ。
厚く大きな拳のみだ。
少年が捉えたのは一撃。能力者の腹をえぐる一撃だ。
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/20(日) 03:02:59.57 ID:iUWWVFqDO
その光景を見ても少年の目には何の色も現れない。
最初から浮かんでいるのは、圧倒的な怒りの黒だけ。
ひぃひぃと息をする能力者には何の救いも無い。ただ、殴りつけられるだけ。
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/20(日) 03:12:12.71 ID:iUWWVFqDO
少年が止めの一撃を振るおうとした時、彼は急にその動きを止める。
そして、周りを見回したあと、急にいずこかに駆け出した。
それは、すぐ近くで見ていた美琴でさえ煙にまく速さだった。
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/20(日) 03:22:21.20 ID:iUWWVFqDO
数分後―。
黒子「…また、やられましたわね、能力者狩りに…」
初春「これで、何件目でしょうか…」
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/20(日) 03:25:06.19 ID:iUWWVFqDO
佐天「…あの、御坂さん?」
美琴「…何?」
佐天「……いえ、なんでも…」
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/20(日) 03:31:59.73 ID:iUWWVFqDO
美琴「…ねぇ、手を繋いでもいいかな?」
佐天「…はい。良いですよ」
美琴「…あったかいね」
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/20(日) 03:35:25.23 ID:iUWWVFqDO
これが、二人の最初の出会い―。
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/20(日) 03:37:17.04 ID:iUWWVFqDO
取りあえず今日は終わりです。
また書き込みます。
では。
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/20(日) 03:46:33.19 ID:LXrxcXjmo
スレた上条さんか
面白そうだ
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/20(日) 04:09:19.47 ID:o10o9olAO
面白そう
期待してるぜぃ!
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