152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/03/02(水) 20:47:34.47 ID:l22pbCWv0
火照った身体を重ねあった後、ベッドに並ぶ。
彼は宣言通り私を労わるような、そんな情事だった。
「美琴、大丈夫か?」
いまだに息を荒げる私に、彼が心配そうに言う。
優しくしてくれるのはいいけど、あんなにイかせたら意味が無いじゃない。
今までに無い丁寧な愛撫にも時間をかけて。
ゆっくりじっくり、私の手を握りながらシタことにしても。
あれだけ長い時間も快感を与えられて、おかしくなりそうだった。
時々、身体がピクピクと動く。
「はぁ……はぁ……」
「ど、どっか痛かったり……むぐっ」
「んっ…………」
彼のよく喋る口を黙らす。
こういうときに欲しいのは心配ではなく愛情。
そのまま彼の身体に這い登る。
「美琴……?」
身体の起伏が埋まるくらい。
紙切れ1枚も入り込めないほど、きつく抱きしめる。
そして彼の耳元で囁く。
「当麻……とっても気持ちよかったよ」
「だから今度は私が…………ね?」
息を吹きかけ、彼の耳を甘噛みする。
恋人たちの夜は長い。
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