過去ログ - 暦「今更するような話でもないけれど」
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36: ◆/op1LdelRE
2011/02/21(月) 23:19:57.34 ID:AaFb7K1U0
 彼女に、思考の放棄だと責める意思があったとは思わないけれど、そして実際そうではないのだろうけれど。
僕は、そう受け取らずにはいられなかった。

「確かに、安易だったかもしれないな。何かあったら、すぐにそっちと繋げるのも、僕の悪い癖だ」
「いや、重ねて言うが、決して間違いではないぞ。実際、あやつら自身も怪異と無関係ではなくなっておるし、その懸念は必要なことじゃ」
「それでもだよ。今の僕が考えるべきは、あいつらの言動の理由であり、意思なんだ。もし怪異が絡んでたとしたって、その根底には必ず、あいつら自身の考えがあるはずなんだから」

 忘れてはいけないことだ。
どうであれ、彼女達の意思がなければ、言葉がなければ、行動がなければ。
怪異が関わる以前に、何の事態も発生し得ないのだから。

「何にしても、今回は違うぞ。今はあの二人に怪異はついておらぬ。その点だけは安心しても良い」
「そっか、安心したよ」

 忍が言うなら間違いない。
今回はそういう事態じゃないのなら、それ自体は安心できる。

「つまり、あやつらは、自分達の意思で、何がしかの目的があって、下着を脱いでおったことになる」
「安心できなくなった?!」

 いっそ怪異の仕業なら、そっちに原因を求める事ができたなら。
その方が楽だったかもしれない。
不謹慎な話だけど。

 ていうか、そこばっか押すの止めようぜ、まずは僕が拘束されて監禁されてることが第一に来るべきだろ。
それじゃまるで、僕があいつらのパンツの有無ばっか気にしてるみたいじゃねえか。


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