過去ログ - キョン「やれやれ――――それじゃあ、零崎を始めるとしますか」【リライト】
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/22(火) 21:57:34.84 ID:ni8jmXLlo


その時に古泉とした話の内容をまとめると、こういうことだった。

ハルヒが退屈をしていて、このままだと世界がヤバい。だからイベントを企画してみた。

事件の起こりそうな絶海の孤島を用意して、そこで遊ばせてストレスを解消させよう。


取り立て重要な話ではないため詳細に覚えてないが、そんな感じの内容だったはずだ。

実際に古泉は、ハルヒの前で事件を演出するのだが……

この会話が伏線になっていたのに俺が気付くのはもっと先のこと事だ。

しかもその伏線はここではまったく関係ない。


さらに、古泉の話は無駄に長い上に分かりずらいため、大部分を割愛させていただこう。

ほとんどがミステリ漫談になっていたしな。


だがしかし、ここで重要なのはその古泉的ミステリ講釈の中の一節だ。

名探偵が行く先々で事件に会うのはなぜか、という先程の話に戻ってくる。



「言い換えれば名探偵の現れる所に、奇怪な事件は発生するのですよ」

「たまたま出くわすのではなく、名探偵と呼ばれる人物には事件を呼ぶ超自然的な能力
 があるんです。そうとしか思えませんね」

「事件があって探偵役が発生するのではなく、探偵役がそこにいるから事件が生まれる
 のですよ」


この時の俺は、昼休みのグラウンドでショーツを被りながら全裸で疾走する谷口でも
見ているかのような視線を向けていたことだろう。

実際に、黄色い救急車を呼ぼうかと考えるほど、正気かどうか疑っていた。



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