71:対象、会社に到着。尾行から喫茶店での偵察に切り替えます。[saga]
2011/03/24(木) 15:40:22.88 ID:UJGlfbmY0
打ち止め「……」
今は昼。この家には誰もいない。
黄泉川の家は数ヶ月前に出た。
今はアイツと二人暮らし。
72:対象、仕事中。紅茶が美味い。うわ、このチョコケーキ超美味い。[saga]
2011/03/24(木) 15:41:05.18 ID:UJGlfbmY0
打ち止め「……ただ、生きたかっただけ」
あんな殺人鬼なんか無理だと反対するミサカもたくさんいた。
私だって嫌だった。
でも、私達が頼れる人間なんてここには存在しない。
73:対象、休憩中かボーっとしている。あれ、スイッチ切れてね?[saga]
2011/03/24(木) 15:41:41.79 ID:UJGlfbmY0
打ち止め「でも、成功した」
彼が外部勢力か何かと戦って手や足を切断くらいすればめっけもんだと思ってたのに、まさか脳を損傷してくれるなんて。
そのまま放っておいてもよかったが、ミサカ達が欲しかったのは自分たちの後ろ盾と財源。動けないのならば意味がない。
だから自らの演算能力を使う事を提案した。冥土帰しにも良い顔をしていたからその案はあっさり通った。
74:対象、優男によって救助。目が会ったので避難経路Aから帰還。[saga]
2011/03/24(木) 15:42:39.01 ID:UJGlfbmY0
打ち止め「……いっそ殺してやろうとも思ったっけ」
でも出来なかった。あの能力は私の管理外。返り討ちにあう可能性の方が高かった。
だから私達はずっとアイツを憎みながらおびえる日々。
アイツに媚びを売って、恋人になるところまでは上り詰めた。
75: [saga]
2011/03/24(木) 15:43:45.23 ID:UJGlfbmY0
打ち止め「……そろそろ眠くなってきたな」
布団の中でボーッと今までのことを思い返すのが今の日課。
考える事はいつも同じなのだけれど。
76:5/6 母の日[saga]
2011/03/24(木) 15:44:31.17 ID:UJGlfbmY0
・
・
・
「……ァ……オイ……」
77:最近アイツの体調が悪そうだ[saga]
2011/03/24(木) 15:45:22.29 ID:UJGlfbmY0
打ち止め「なーに、どうしたの?」
大げさにされても困るし、いい加減に起きてやることにする。
一方通行「気がついたか打ち止めァァァ!」
78:アイツはそういう事を隠す節があるから心配だ[saga]
2011/03/24(木) 15:46:12.69 ID:UJGlfbmY0
打ち止め「あ、あれ? なんでミサカは床で寝ているの…? ってミサカはミサカは状況が掴めていなかったり…」
落ち着け、どういう状況だ、これは。
私は目の前にいる憎々しいコイツを送り出して、布団に入った。
それから日課の『考え事』をしながら夢の中。
79:心配で仕事が手につかないが、まあそれはひとまず置いておく[saga]
2011/03/24(木) 15:48:53.41 ID:UJGlfbmY0
一方通行「なァ、本当に大丈夫か? どっか変な所でも打ったか?」
え、どういう事?
コイツにとってその顔は普通の事なの?
反対に私が変なの?
80:もうすぐ母の日だ[saga]
2011/03/24(木) 15:49:28.32 ID:UJGlfbmY0
打ち止め「ごめんなさい、ちょっと混乱してたみたい。ようやく落ち着いたわ」
私は倒れたのだ。この人との食事中に。
そして、意識が無い中で昔の夢を見た。やけにリアルな夢だったなぁ。
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