過去ログ - 上条「美琴、愛してる」【鬱あり】
1- 20
144:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/03/11(金) 08:34:49.63 ID:k++2nKbSO
――後に、事の最初から木陰で見守っていた御坂妹は語る。

「まさか、人生初の殺意を抱いた理由が『ニブい』になるとは夢にも思わなかった、
 とミサカは回想して嘆息します」


たっぷり三秒間の沈黙の後、御坂美琴は絞り出す様に言った。

「バレンタインのチョコに付いてた手紙の内容が、……解らない、って……?」

ぽろぽろと、言葉と一緒に涙が落ちる。
この瞬間、流石の上条当麻も手紙の内容を察し、同時に敗戦が決定した。

俺で良いのか、と少年が問い、
あんたじゃなきゃやだ、と少女が答え、

――お、俺で良ければ

上条当麻の返事に、野次馬から拍手が沸いた。

これが。
後に噴水を伝説の告白スポットと化し、
その日の夕刊の紙面からネットニュースまでを飾った、
第七学区中央公園告白事件のあらましである。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
383Res/137.72 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice