過去ログ - 上条「美琴、愛してる」【鬱あり】
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206:鬱書 ◆lR7XigGLms[sage]
2011/04/02(土) 23:14:13.84 ID:lzO5y9lSO
まだ出かけるには早すぎるので、ベッドの上に“今日の装備品”を並べていく。
小さな白い花の付いたヘアピン。
制服は着ない訳には行かないので、せめてシャツを下ろし立てのにする。
こんな時の為のコロン……は、あの事件の時に付けていたので、普段のもので妥協。
下着は白の上下。
少し小さめな取って置き。
当麻を想って身体が熱くなり、危うく下着を汚しそうになって自重する。
自然に鼻歌が洩れ、ついでに顔がニヤケてくる。
久しぶりの感覚。
あらかたの支度を終えたところで、
「お、お姉様……?」
声に振り向くと、今起きたらしい黒子がベッドの上で愕然としていた。
「おはよう、黒子」
久しぶりの挨拶。
久しぶりに笑顔を浮かべられた。
「おはようござい、ます、お姉……様」
代わりに黒子がぽろぽろと涙を溢し始めた。
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