過去ログ - 上条「俺達は!」上条・一方「「負けない!!」」
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859:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2012/09/16(日) 00:09:15.23 ID:v9KMmlWs0
とにかく、帰ってゆっくり義妹の料理に舌鼓でも打つとしよう。

たまにはあの友人達に少しぐらい分けてやろうか。

もちろん、拝み倒させてから。

そんな『日常』に思いを馳せながら、土御門はいつになく現れるのが遅い『案内人』を待つ。

――――だが、

『あぁ、待ちたまえ』

そういった期待は、一度止められてしまうこととなった。

心の中で舌打ちしながら、土御門は振り返る。

「……何だ? 仕事の依頼か?」

『いや? そういう事ではない』

何故か笑みを浮かべながら、アレイスターは告げる。

その笑顔にうすら寒い何かを抱きながら、土御門はアレイスターの言葉を待つ。

刺すような視線に、アレイスターは表情を崩さずに言葉を紡ぐ。

まるで十八番の歌をたくさんのファンの前で歌う歌手のように、楽しそうだった。

何なんだ、と土御門は身構え――

『今日は泊まっていきたまえ』

肩の力が、抜けた。

「……そいつは何かの冗談か? 言っておくが、オレはこれでも大忙しだ。貴様の冗談にまでは付き合わんぞ」

実のところ、土御門はイギリス清教だけでなく、学園都市やその他多くの組織でスパイ稼業をしている。

所謂、多角スパイという訳だ。

この後も、夕食を取ってから別口の仕事がある。

アレイスターの話し相手をやっている暇など、こちらにはない。





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