過去ログ - 上条「俺達は!」上条・一方「「負けない!!」」
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955:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2012/10/06(土) 09:28:00.24 ID:5OWvZBRl0
「何、言ってンですか、おじさン」

動揺したように、一方通行が言う。

上条も、困惑を振り払うように叫ぶ。

まだ、刀夜が脅しでもされている、と彼は心のどこかで願っていたのかもしれない。

「ふざけんなよ! 自分が何してんのかアンタ分かってないだろ!」

「――――分かっているッ!!」

ビリビリと身体の芯まで伝わってくるようなそれに、上条達の動きが止まる。

それほどに大きな声だった訳ではない。

ただ、それには強い意思と多くの感情が、重しのように詰まっている気がした。

叫んだ勢いのせいか、刀夜は呼吸を整えている。

「……何だか知らないが、とんでもない事になっているらしいのは、分かっている」

それから、吐き捨てるように刀夜は呟く。

その顔は、実年齢よりも、普段よりもっと老けて見えた。

「だが、少しで良いから時間をくれ」

刀夜が弱々しい表情で、上条を見つめた。

慈しむように、安堵させるように。

そして、





「――当麻、お前を治すためにも」








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