過去ログ - 婚后光子「アナタは…」一方通行「あァ?」
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25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/27(日) 22:20:08.10 ID:8T1aQw5qo

「ほぉれ、もう逃げられねぇz――がはッッ!」

「おい、どうした!!」


突如何もないところから何かが飛来し、それが不良の1人の鳩尾を直撃する。
人気のない裏路地で、背後からならまだしも自分達が囲んでいる前方の少女の壁の方面から飛んできたのだ。
普通ならば、何が起こったのか分からず、しどろもどろすることだろう。

しかしこと学園都市ではこのような普通では考えられないことが普通に起こる、それは何故か。


「ぐぅ…!ちっ、能力使うなんざ姑息な真似しやがって!!」

「ふんっ!大勢で襲いかかってきた貴方がたに姑息などと言われたくありませんわ!
これでもまだやり合おうというんですの?」

「俺たちゃスキルアウトだ、能力を盾に偉そうにするやつを見るといらつくんだよ!」


この学園都市では人為的に超能力者を生み出す研究を行っている。
しかし、人為的と言っても少なからず学園都市に在籍する学生は超能力を持ちたいと思っており
それに呼応する形で脳の開発、教育をしているといっても一概にはおかしくない。

ひとつ、教育・開発という点に於いて忘れられないことがある。言い方は悪いが、『落ちこぼれ』『失敗』などという言葉。
学園都市においてもその定義は例外でなく、全学生の6割が無能力者、という全貌だ。

落ちこぼれから必死に上がろうともがく者もいれば、落ちこぼれであることを認め、諦める者。
そして、落ちこぼれであるが故に、能力が使える者を敵視し、破壊活動を行ったり、暴力に頼ったりする者。
後述のそういった、不良やチンピラと呼ばれる部類の無能力者は、総称して『武装無能力集団』(スキルアウト)と呼ばれていた。




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