過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.8
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/01(火) 23:39:02.83 ID:t89Ck0Vpo
「ところで兄さん、この懐かしのゴスロリ&ネコミミをつけた、ギリギリ四捨五入20歳の女を見てくれ。こいつをどうおもう?」

「すごく……イタいです」

「うれしいこと言ってくれるじゃないの、それでこそわざわざ引っ張り出して来た甲斐があったというものだわ」

「お前、それでいいのか?」

病院の中庭のベンチにつれてこられたかと思うと、いきなりくそみそな展開になった。

というかこいつ家からコレで着たのか24にもなって。

「大丈夫よ、兄さん。桐乃とあやせの友人は17歳を言い張ってるわ」

「可奈子は別格だろ。つか、現役高校生って言っても信じるわ」

「いえ、私が言ってるのは中のh」

「やめろ、王国民に殺される」

あの精鋭部隊はモニター越しでも会うのはごめんだ。

訓練されつくした動きは美しいというが、アレはもう一回りしてキモイ。

それにしても今日のコイツはどうもおかしい。

社会に出て、『黒猫』が大分いなくなってからこんなことはなかったのに。

「……マジで恋人の続き……始める気なのか?」

「はんっ!」

瑠璃は鼻で笑ってベンチから立ち上がった。

昔よりは短いが、長い黒髪と漆黒のスカートがふわりと揺れた。

「仮に続けたとして、そしてエンディングまでたどり着けたとして、

 それは一体誰が得をするのかしら?」

「……自分から言い出しておいて、ずいぶんな言い草だな」

実際はあの二人にゆっくり話しさせたかったことくらい分かってる。

それでもわざわざこの話題を口実にする理由など無かったはずだ。

「……ついにあなたは、お父さんになるのよ」

「……ああ」

瑠璃が、いや黒猫が背中を向けたまま、ベンチに座ったままの俺に話す。


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