過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.8
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818:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県)[sage saga]
2011/03/23(水) 03:37:32.25 ID:3bR2WwCzo




「はーい。オッケーでーす!」

撮影開始から三時間が経過し、撮影スタッフから声が上がった。今日の分は終了である。
スタッフ、モデルたちが「お疲れ様でした」と声を掛け合い、お互いの労をねぎらっている。
俺は先輩と共に撮影スタッフに近付き、今日のお礼と今後の予定について打ち合わせを行った。その間、モデルたちは休憩と着替えだ。
十分ほどでそれも終わり、今は先輩とこれからの予定について話し合っている。

「新垣さんはこれから次の現場だけど、そっちは?」
「こっちは午後からボイトレとダンスレッスンが入ってますね」
「じゃ、車はこっちで使うから、悪いけど電車で移動してくれる?」
「わかりました」

朝に乗ってきた車は、あやせたちが使うことになった。俺はその事を伝えるため、PDAを仕舞い、加奈子のところに戻った。
その加奈子はというと、すでに着替え終わり、ベンチで一息ついている。

「お疲れ様です、来栖さん」
「はい、お疲れ様です」

俺は加奈子に、さっき買っておいたミネラルウォーターを手渡した。これからボイトレなので、さっきのような飲み物は与えない。
加奈子はペットボトルを受け取ると、すぐにフタを開けて中身を一口飲んだ。

「午後からはボイトレとダンスレッスンですね。車は新垣さんの方で使うので、申し訳ないですが俺たちは電車で移動です」
「わかりました」

午後からの予定を伝えると、加奈子はペットボトルのフタを閉めて鞄に放り込み、即座に立ち上がった。
昔の加奈子なら「チッ!加奈子は歩きかよ。あーやってらんねー」とか文句を言っていただろうな。

「高坂さん。次は何時からですか?」
「1:30からです」
「少し空くんですね。じゃ、ちょっと早いですけど、どこかでお昼にしましょう」
「はい」

二人で駅に向かう中、俺たちは新たな予定をスケジュールに組み込んだ。


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