過去ログ - 佐天「勇気をエネルギーに変える力!」
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70: ◆tVP11EVtkPKg[saga]
2011/03/06(日) 00:31:44.01 ID:OITlatP20
あれは、2年前のことだ。
小学校の頃、森でかくれんぼをして遊んでいた私の目の前に、『それ』は落ちてきた。
大きくて、白い、機械でできたライオン。
突然のことで驚いたけど、私はそのライオンに対して恐怖よりも
好奇心の方が勝っていて、友人たちの制止を振り切りライオンに触れてしまった。
すると、私の手が突如緑色の光を発して輝きだした。

「そこのあなた、そのロボットから離れなさい!」

直後、誰かに声を掛けられたかと思うと、気付けば自分とライオンの周りを
上から下まで全身真っ黒な服に身を包んだ人たちに囲まれていた。

「あなたのその手……、もしかして“超能力”!?」

その時の私はその言葉の意味がわからず、ライオンに触れたことをこっぴどく叱られるのだと震えていた。
その後、私は黒服たちに連れさられるように家に帰ると、
リーダー格らしい女性――固法先輩――に親と一緒にいろいろな説明を受けた。
まず一つは、ライオンのことを誰にも口外しないでほしいということ。
二つ目に、彼女らが学園都市に所属するとある組織ということ。
そして最後に、私には超能力がある、ということ。
その日二度目となる『超能力』という言葉に私は胸躍らせていた。
よく理解していなかったにも関わらず、なんとなく自分が特別なのだと、
そう言われて子どもだった私は心の底から嬉しかった。
それから、私は家族の反対を押し切り、学園都市で学ぶ道を選んだ。
はずだったんだけど――。


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