過去ログ - 佐天「勇気をエネルギーに変える力!」
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71: ◆tVP11EVtkPKg[saga]
2011/03/06(日) 00:33:15.16 ID:OITlatP20
学園都市の学校に入って、まず最初に身体検査(システムスキャン)を受け
私が持つ超能力について詳しく知ることになる。
『勇気をエネルギーに変える力』、肉体強化系に分類される力で
勇気――感情を引き金にして力を発揮するものだ。
学園都市の中でも同じ能力を持つ者は誰もいない、所謂レアスキルだったのだが、
いかんせん、私の心は弱かった。
つまるところのレベル0、能力はあってもほぼ意味を成さないのだ。
あの出逢いの日から、自分のことをずっと特別だと信じていた私は愕然とした。
幸いにも友人には恵まれ、楽しい日々を過ごしていたが、心の内は劣等感の塊だった。
短い間だったけど、いろいろなことがあったよ。
その中でも転機になったのが『幻想御手(レベルアッパー)事件』と『ポルターガイスト事件』の二

つ。
めんどくさいし詳しくは割愛するけど、幻想御手によって力を行使する感覚を覚え、
ポルターガイスト事件で仲間のために振り絞る勇気の強さを知った。
そして私の能力はレベル3まで向上し、それを報告したその日に固法先輩はこう口にした。

「私たちに力を貸してほしいの」

学園都市で再会してからずっとはぐらかされていたが、その秘密をついに知る日が来たのだ。
固法先輩の口から語られたのは想像を絶する内容だった。
あの日私が見つけたライオン――ギャレオンのことや、そのギャレオンが宇宙で衝突した
Extra-IntelligenceことEI-01、固法先輩だけでなく初春に白井さん、御坂さんまでGGGの隊員だった

こと、
そして私が世界で唯一、ギャレオンとフュージョンしてEI-01らと闘う素質のある能力者だというこ

と。
私は馬鹿だから、命がけの仕事だって言われてもピンとこなかったし、それより特別って認められて

また舞い上がっちゃって。
結局、私しか闘えないんじゃ仕方ないじゃない、なんて軽い感じでGGG入りを果たして今日に至るけ

ど。
いやぁ、それにしても恐ろしい敵だったね、EI-02。めちゃくちゃ強かった。
知ってしまったからこそやめられなくなったじゃない。
あれを野放しになんてしたら学園都市だけじゃなく世界中がめちゃくちゃになっちゃう。
その中には私の友だちや、家族だって含まれてるわけで――。
それを守るには私が闘うしかないんだって、恥ずかしいから消極的な言い方しちゃうけど、
私はそれを守りたいんだ、この手で、この力で、私の大事なもの全部守ってみせるんだから。


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