15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/03/04(金) 20:36:47.94 ID:y0wtUb+50
…ふーん。
あれはやっぱりひかりさんだったのかな。
9月から10月。
イリアさんがぼくに寄越した「お試し期間」の出張メイド。
結局、ひかりさんなのかてる子さんなのかは分からず仕舞いだった。
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2011/03/04(金) 20:38:07.66 ID:y0wtUb+50
「お兄ちゃん、恥ずかしいのでやめてください。それに、キスくらいなら私が何回でもしてあげます。」
「いいや、崩子ちゃんは7年後まで温存してこそ価値がある。まだキスなんてしちゃいけないよ。」
「ほっぺもですか?」
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2011/03/04(金) 20:38:52.67 ID:y0wtUb+50
「やあいっきー。久しぶりだね。」
「現れやがったな穀潰しめ。」
春日井春日。
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2011/03/04(金) 20:39:32.97 ID:y0wtUb+50
「いいや、今のは言葉の綾です。むしろ嬉しかったです。アパートの再建の際には――」
「ん?再建だって?まるでついに倒れたかのような言い草だね。」
「ああ、春日井さんは知らないんですよね。この真心って奴が食っちまいまして。」
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2011/03/04(金) 20:40:13.90 ID:y0wtUb+50
「そうなんだ。じゃあいっきーが隠していた女性用下着ともそれでお別れになってしまったんだね。それともそのとき穿いていたのかな?」
空気が凍った。
12月の日本海の孤島だから寒くないわけがないが、でもこの冷たさは異質だった。
だってぼくは汗とかかいてるし。
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2011/03/04(金) 20:40:55.61 ID:y0wtUb+50
「あ。皆は気にする必要ないよ。サイズ大きめの紐Tバックだったから。」
詳細情報。
麦のんのパンツを示していることは僕には一目瞭然だ。
崩子ちゃんと真心は自分のパンツではないと分かりホッとして
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2011/03/04(金) 20:41:47.13 ID:y0wtUb+50
「あのパンツは私がすり替えておいた私のパンツなんだけどいっきーなら気付いてたよね。」
…今この女、何て言った?
麦のんのパンツじゃない?
はいフリーズ、僕の鼓動。
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2011/03/04(金) 20:42:32.63 ID:y0wtUb+50
「この話、長くなりそうですか?」
「ええ。この女とはここで決着をつけないといけなそうなので。」
「わかりました。では、崩子ちゃん、真心ちゃん、行きましょう。」
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2011/03/04(金) 20:43:36.39 ID:y0wtUb+50
「ふふふ。いっきーはこれで私以外とはお話できないね。」
「…何のつもりですか、春日さん。」
「別に。ただいっきーとの久しぶりの会話を楽しみたかっただけだよ。
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/03/04(金) 20:44:40.03 ID:y0wtUb+50
「どうにも信用がないね。まあいいや。いい加減寒いから私達も行こうよ。」
そう言うと、僕のほうに歩み寄ってきて腕をとり自分の腕と絡ませる。
成すがままになっていた僕だが、
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2011/03/04(金) 20:45:21.87 ID:y0wtUb+50
まあ書き溜めはこんなもんで
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