過去ログ - 美琴「おかえりなさい、とうま」
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104:1だよ[sage saga]
2011/03/13(日) 02:31:19.21 ID:0z6cuUx40

「まずは現状を把握してもらう」

「上条当麻は今自宅で“ねて”いる。危害なんか加えちゃいない。そもそも用があったのは―――」

「私、ってことかしらね」

土御門にとって当麻が目的ならば、わざわざ他人を呼び出す必要は無い。
つまるところ自分に用があるだろうことはわかっていた。
理解が速くて助かる、彼はそのように返し本題に入った。

「こちらの言いたいことは一つだけだ。」

「なによ」

「上条当麻に近寄るな」

「…………理由は?」

「答える義理は無い」

「そ、お断りよ。用件はそれだけ?」

「そうだな」

本来ならばそこで終わったはずの会話。
けれど私はこの機会を不意にするつもりは毛頭無い。
なぜなら彼が当麻の事情を知っているかのような気がしたから。
そしてそれを引き出すキーワードを私は知っている。

「こちらからも質問させてもらうわよ」

「…………何を?」

「あのシスターは何処に居るの?」

「―――――――――ッ」

ほんの僅かだが、纏う気配が崩れた気がした。
どうやら成功したらしい。その隙をついてたたみ掛けるように詰問する。

「舞夏から聞いたわ。アンタ、当麻の隣に住んでるんでしょ?」

「だったら彼女のことも当然知ってるわよね?」

「そしてわざわざ警告してくるような人種だもの。あの娘が何処にいるか知っているはずよ」

唐突に姿を消したらしいインデックス
同時におかしくなった当麻
この警告

あまりにタイミングが良すぎる。
根拠は無いが関連があるに違いない。


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