160:1だよ[sage saga]
2011/03/31(木) 12:09:13.04 ID:ho39OfvX0
女の子が寄りかかっている校門の出口とは反対の隅を通り抜けて、
目的地へ向かいながら談笑するその様は、とても決着を付けるとは言い難い。
肩を寄せ合い、楽しいそうに、笑いながら離れていく青ピと土御門。
その後ろ姿を見て、少年の胸に切なさが込み上げる。
それは仲間外れにされたから、ではなく。
友人と語り合う
こんな当たり前の時間すら
インデックスが過ごせないことが
サビシク、カナシイ
泣きそうになってしまう。
周囲を悲しませないようにインデックスの死は隠している。
姫神や小萌先生には彼女が帰国したという形で伝えた。
ある意味でそれは嘘じゃない。本当にイギリスに行ったのだから。
「ダメ……だな。“外で”こんな顔すんのは……」
少年は決めている。
あの部屋にいないときは、そんな悲しいキモチを表に出さないようにすることを。
だから振り切るように、少年はいつもの表情を浮かべて彼女のところに向かい尋ねた。
「で?お前はなんでこんなところにいるんだよ?」
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