233:1だよ[sage saga]
2011/04/18(月) 20:32:20.71 ID:jaWTsVB+0
情けない
与えられた安堵感が一瞬で無力感へと変わる。
当麻の事を想い、なんとかして支えようとして、でも実際は彼を困らせてばかり。
終いには彼に支えてもらっている始末。本当に情けない。
色々な意味で、泣きたいのは当麻のほうだろうに。
安堵感が無力感に変わる、そう表現したけれどそれは違うのかもしれない。
なぜなら現に今も彼の優しさに安らぎを感じてしまっているのは本当だから。
つまり、安らいでいる自分に無力さを感じていた、が正しい。
端的に言えば。
あたたかい のに かなしい
「(なにやってんのよ………私は……)」
自分の願いと実際の行動との矛盾に自嘲し、別の意味で泣きそうになってしまう。
先日、自身の目的を言葉にして確固たる決意をしたはずなのに、ソレを穢しているのは他ならない自分自身。
だから―――
泣きたいのは私じゃないはずだから
安らぐべきなのは当麻のほうだから
この抱擁に未練はあるけれど
当麻をもっと感じていたいけれど
「当麻、ありがとう。もう大丈夫だよ」
告げる。
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