過去ログ - インデックス「とうま・・・・・・おいしそうだね」
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71: ◆Rx8sTNAmH2[saga]
2011/03/13(日) 21:05:48.04 ID:tQMxf1Mi0

黒子のベットの脇まで寄ってみて、美琴は初めて後輩の調子がおかしいことに気がついた

顔だけ布団の上に出し、こちらを見ることもなく、ぼーっと天井を見つめている
その表情は空ろで、心なしか熱を帯びているように見えた

美琴「ちょっろと、どうしたの?調子悪いの?」

美琴が声をかけると、黒子はやっとこちらに気がついたように、目線だけ動かした
どうみても普段の快活な調子は見られない。普段は怪我をしても無理をおすような性格の子である
相当調子を崩しているようだ

黒子「ええ……その、ちょっと頭がぼんやりしますの」

美琴「熱があるのかしら?」

美琴は自分の手を、そっと後輩の額に当ててみた
心なしか平温よりも高い気がするのは、先ほど顔を洗ったとき、水で手が冷たくなっているだけではないだろう
黒子はその手の冷たい感触が心地いいのか、目を閉じて顔を緩ませた

美琴「うーん……ちょっと熱があるみたいね。風邪かしら?

    ほら、おとといも何かの予防注射か何かあったじゃない。これから寒くなる一方だしね」

黒子「もしかしたら、それが体にあわなかったのかもしれないですの……。

    でもそれなら昨日には症状が出ている気がしますの……」

美琴「どうする?今日は学校休む?」

黒子「お姉さまの手のお陰で少し楽になりましたが……そうですわね。ちょっと今日はお休みさせてもらいますの。

    まったく……調子を崩すなんて、ジャッジメントの風上にも置けないですわね……」

美琴「しかたないわよ。人間なんだから風邪くらいひくわ。それよりゆっくり休んで、今日中に治しちゃいなさい」



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