過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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182:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/04/19(火) 11:36:24.43 ID:lQtguuolP
明らかな怒声を、彼はその部屋にいる魔術師達へ投げつけた

怒声に応える者はいない。改善が見られない以上、下手な言い訳をしたら何を言われされるか分かったものではないからだ

そんな様子を見て、新教皇はますます機嫌が悪くなる

そして遂に行動に出た

「おい、お前」

「は、はい」

「代われ」

「え?!」

「私と代われと言っている。少しの間だけだ」

「し、しかし」

「なんだ? 何かあるのなら、申してみろ。まさか私の技術に文句があると言うか?」

「いえ、そ、そんなことは」

現在教皇であり、元は有力な枢機卿の彼だ。元々魔術に関するスキルはかなりの物である上、聖都バチカンという名の、巨大な霊装と言える場所が彼に力を貸す

そして、神職にあるという性質上、専門では無いとはいえ、その術式への知識は十分にある

どうせ改善しようが無いのだ。ならば新教皇直々にそれを扱ってもらって、私達の立場を分かって貰うとしよう

そう判断した司教服の魔術師は、太陽をモチーフにした霊装の前から離れた

だが彼の目の前で、新教皇は彼の思いの外の行動を採る

「……な!!? 何をなさっているのですか、聖下!!」

「どうして声を荒げるか。少々制御の力を増やしただけだろう」

「今までで限界ギリギリだったのですよ?! これ以上無理な力をミカエル様に加えると、どうなるか。ご存知ないわけではないでしょう?!」

「ふん。使えんのなら使えるようにすればいいのだ。少々リミットを越えたぐらいで、騒ぐ程か」


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