過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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[saga sage]
2011/04/28(木) 09:23:52.30 ID:+nFCoQzZP
入って来た男が、何かを言っている。言葉を拾えるが、彼はそれを無視した
イェス(想定外の事態、上条刀夜。このような時にどうして国内の反乱が起きている)
イェス(爆撃によって生じた最大の損害は、ペンタゴンでもホワイトハウスでもない。表面的なものでなく時間だ)
イェス(残り3日強でどうして失ったものの復旧が出来る? 出来るわけがない)
イェス(だが、それでも私はアメリカだけでも守らねばならない。人類存続に最低限必要な人数と施設さえ守り切れば、私の勝ちだ)
イェス(その最大の要素である学園都市がどうなっているのか分からないのは、それこそ神に祈るしかないか)
イェス(余裕は無い。不確定な要素を絞り、確実性と達成確立を挙げる為に。もう私は容赦しない)
イェス(最大限ストイックに。そしてそこから先は、やはり祈るか)
イェス「祈る、か。人間が神を思い描く気持ちが、ようやく分かって来たな」
声として出力された。それをただじっと、彼を見つめる者は待っていた
「散々無視をしてきた上で、神を知るとは。"終末"という神との約束に思い切り反抗している貴方がそれを言うのは自己への皮肉と言うものです」
イェス「姉上。残念だが、私にはもう余裕が無い」
上条「弱気ですね。そんなにも爆撃が怖かったのですか?」
イェス「嘘ではないな。この場所を襲っていた爆撃機はもう一機だけとなったが」
上条「当麻の父、上条刀夜。彼が貴方を倒そうとする理由は何ですか?」
イェス「さぁね。存外、権力欲への執着がある人物だったとかじゃないかな。分かっているのは、私の手元にある彼のプロファイルが間違っているということだけだ」
上条「どんなに犠牲を払ってでも、しかもこの"終末"の事態であなたを亡き者にしなくてはならないとする理由が思い当らないと?」
イェス「私でも物理的な理由でアクセスできない情報というものがある。例えば、今の様にネットワークが寸断されていたりなど、だ」
上条「ですが、思い当ることが無いと言う訳ではないでしょう? "前"の学園都市のでの様な事は"前"も"今"も含めて数多く有ったはず。しかも、"今"のあなたはこの国の最高権限を握っている」
イェス「無いわけじゃない。が、それは私に限ったことでも無い。歴代の大統領も、教皇も、そしてあの学園都市の統括理事長も、虐殺の命を出していないと言えば嘘になる」
イェス「だが、それでも私を倒したいと言うのなら、それはもう、私が人間ではない、という点かもしれない。私と言う存在は限りなく秘匿にされているし、私は人間達の自由を限りなく許している。その上"終末"をなんとか回避しようと努めているというのに」
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