過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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254:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/05/07(土) 04:01:10.49 ID:sNwVsL2yP

彼らは必死だ。既に、仲間を失っているのだから。あの悪夢のような、女教皇の襲撃によって。もうこれ以上の欠員を出したくは無い

それぞれが持つ現代では一般的でない、サーベルだのと言った得物の中で槍などの長手物を二本並べ、紙を利用した術式で即席担架を作り出した

その光景は、間違いなく魔術によるもの。魔術師によるもの

粉塵の中で、じっと見ている存在が有った

背中から無数のワイヤーを天空へ生やした女が、粉塵とともに霧散した天使の叩き付けられた場所に立っている

この場所において、剣を持っている者とは何だ?

この場所において、こそこそと隠れるように移動する集団とは何だ?

この場所において、自らの敵とは何だ?

神裂(解答1、魔術師。解答2、戦局的ニ不利となったローマかラの侵攻部隊。解答3、ローマの天使又は魔術師)

この場所において、私の知る者はいるか?

神裂(このアメリカで、私の知る者ハ研究者もしクはそれに関すル立場の存在のみ)

つまり、この者たちは誰だ?

神裂「高確率で、私ノ敵。敵は排除しなくテは」

守るべキ者の、為ニ

ズッ、と粉塵の中心で、既に霧散した天使を貫いて地面に刺さった刀を抜く音がした

お互い、見えていない。粉塵で、そして仲間の危機に意識を奪われて

天空の天使達の相手は、背中から生えた未元物質ワイヤーが固まったものにさせ、彼女は一番手間で大剣を肩に乗せているシルエットに狙いを定めた

狙われた男の方も、何かを感じ取ったのか

ガキィン!!! と打ち合った音が響いた

その衝撃で、ハラハラと舞っていた粉塵は小さな瓦礫と一緒に吹き飛ばされる

そして受け止めた男も、圧倒的な力によって反対側の建物の壁に体を叩き付けられた


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