過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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[saga sage]
2011/05/29(日) 18:40:38.33 ID:kPB/O0ZUP
"神の薬"ラファエルに関する記述は、他の四大天使に比べ、量が少ない
しかし、確実な要素が一つある。"回復"だ
記述が少ないこと、そして"回復"という要素があまりにも広い意味があること
それらが相まって、彼の可応性は非常に高かった
その彼は"天使"と同等の"復活者"
罰を受けるためにこの世の何よりも苛烈とされる地獄の苦しみでも耐える体でもある"復活者"に、死は有り得ない
例え頭部を破壊されたところで、それは変わらない
苦痛を受けるには精神が必要だ。その精神が存在する為には頭脳が必要だ。つまり
脳を含んで顔を真っ二つにされたところで、頭脳の回転は止まらない。彼のこの世での存在は止まらないのだ
しかし、消耗はしている。同時にアックア達への復讐心に近い心情もある
まだこうして存在が有るという事で、天使たちの戦闘に紛れてロンドンの破壊された市街を這う彼は、自分の信じるものを諦めていなかった
アックアを倒さなくては、イギリス清教を破壊しなくては
彼の中でその意思の濁流が奔り回る
そこへ解き放たれたように生じた抑制の半解除。瀕死とも言える彼には都合がいい
同時に、"暴れるな"というフィアンマの意思が更に強まる。彼にとっては煩わしいものではあった
言うなれば、神と天使の関係である彼ら。しかし絶対的とも言える神と天使の上下関係は、完璧ではない
ルシフェルという例がそれを物語る。彼の天使は神に対して弓を引いた。つまり、神の意思に反することは、そこに強い意思が有れば可能なのだ
そして彼にはそれだけの優先したい強い意思が有った
フィアンマに反僕することは可能。だが、根本的に戦うには力が足りない
そんな彼の目の前に、衝撃が生まれる。それは、叩き落とされたローマの使役天使だった。狂戦士の彼らは自らの被害を顧みない無茶な戦いをする。故に、叩き落とされたと言う事は、致命的に近い損傷をしてしまったと言う事だ
ここで、"回復"の可応性が意味を見せる
人間は物を食べることで生きるエネルギーを得る。それは治療とか医術とか以前の、本能的な"回復"行動と言えた
現に、怪我を負った野生動物は食う事でエネルギーを多く取り込み、"回復"に当たる
"食事"と"回復"は不可分。故に彼は
エネルギー確保の為に吸収した小麦粉を再度展開し、自らの巨大な口として
天使を喰らった
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