過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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484:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/09(木) 21:30:19.79 ID:ngFbEDN1P
特にぐったりとしている白井と絹旗の前では、二人の兵が屈み、彼女らを背負おうとしているではないか

フレンダ「あれ。殺しに来た訳じゃ、ない?」

覚悟の分だけ拍子抜けだ。殺されるつもりではあったが

「殺す? まぁ確かに、上から高温の電解質が降って来た時は何事かと思ったが、君たちは一種、英雄だ。どうして殺す必要が有る」

英雄だと? 笑える話だ

その張本人達は死んでしまったし、なにより、より多くの敵が押し寄せているではないか

フレンダ「残念ながら、アレをやった張本人は、結局、この中にもこの世にももう居ないのよ。だから、この連中を追い返すだけの戦力はもう残って無いわけ。分かる?」

「いや、十分だ。一番の窮地は超えている」

絹旗「一番の窮地を?」

体重を兵士の背に預けた絹旗が問う

「ああ。時間稼ぎは成功した。ようやく持って完成したからな。これで、学園都市は当面安泰だ。だから君たちも、こんな使い道の無くなった塔から出るべきだ。そう思わないか」

良く分からないが、本当にそうならば、その通りだろう

フレンダはじっと、近づいてくる破壊者の集団を見ていた。その中に一点、逆に向かっていく存在もあるが

白井「それなら、初春も」

「ん?」

白井「そこで死んでしまった私の友人も、出してやってはくれませんか」

「……了解。彼女の亡骸は私が持とう」

そう言って、その兵長らしき男は少女の亡骸をその腕に抱えた


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