過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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516:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/14(火) 23:43:19.22 ID:G/TSoivVP
中心で爆圧を連続して食らい続ければ、どんな堅い守りを持っていても辛いハズだ

現実的に、エネルギーの面では一歩通行<小型天使群の総量は間違いなかった

しかし彼はニヤァと音が出そうな表情を変えない

一方「どいつもこいつも自爆たァ芸がねェ」

確実に一番に辛い所にいた彼は、無傷

白と黒の翼に自らを包み込んだ内部には、被害は少しも入っていなかった

単純な加法の上では一方通行の操れる力の総量を上回っても、それは一度に全ての小型天使が自爆し、なおかつその衝撃が全て一方通行へ向かっていれば、の話である

そんな方法が彼らに可能ならば、翼による層的防衛もその下の魔術にも対応した反射も簡単に突破されてしまうだろうが、そんなことは現実的でない

ひとしきり続いた光の後に、一方通行の周りの空に何もないのは、必然的な結果だった

一方「だァが、今ので見た目の上での数は随分と削った。これで、……ン?」

星の数ほど居た様にも見えた小型天使は大体消えて、残るのは100あまりの巨人クラスの親玉衆

下っ端がやられれば、次に出てくるのはその上の存在

いつの間にか、その最奥から一匹のネコ科の動物が、一方通行へ向かって来ていた

大きさを見れば、小型天使よりは数倍も大きいが、50mを超える巨人とは比較にならない程に小さい

まだ自爆特攻の残りでも、と判断した彼は逆にジャガーの方へ自らを向かわせ、その拳を突き出す

慎重策を採り、距離をとって翼を使って相手のレベルを調べてから、何らかのアクションをするべきだった

そんなことを思うのは、彼が返り討ちにあって学園都市の方向へ一気に吹き飛ばされた後のこと

ジャガーの口から吐かれた黒い濁流が、一方通行に言わせれば破壊に重点を置く為に比重の高い物質へと変異した力が、彼の拳に張られた反射を軽く貫通した

そのまま、彼は遥か後方へ突き出した拳ごと突き飛ばされる

一方「ッてェ……」


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