過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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517:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/14(火) 23:44:59.13 ID:G/TSoivVP
伸ばした拳だけでなく、その衝撃は彼の肘から腕の骨を突きださせた上に肩まで砕いたが、彼はまだ立ち向かおうとした

なぜなら、今自分が居るのは既に学園都市圏内なのだから

黒く比重の大きい物質化した塊を放った獣の力は、巨人の三又槍の殴打よりも更に大きい。他にどんな攻撃があるのかも彼には分からないし、そう言う状況だから尚更、一匹でも学園都市内に入って欲しく無い

自分に攻撃してきた一匹以外は、まだゆっくりと近づく程度だ。この敵だけを相手に出来るだけの時間は有る

今はまだ、この一匹だけに対処すればいいのだ。だから

(諦めたりはしねェ)

絶対強者の前に立ち向かい続けた、あの時のあの男の様に

"幻想殺し"、三下、上条当麻

彼がこの存在のことを思った瞬間に、とうとうジャガーが彼めがけ再度口を開き、先程よりも径の大きな黒が放たれた

防衛手段を貫通するかどうかは判断しきれないが、距離的には余裕で避けられる間合いがそこには有る

しかし彼には避けると言う選択肢は無かった

避けたら、学園都市の殆ど中央にその黒い濁流が突き刺さることになる。予想される質量と速度から、一学区ぐらいは丸々消し飛ぶだろう

受けるしかない。そう思って、彼は層的防衛の要である彼の翼に意識を集中させる

学園都市の外のジャガーが、学園都市の中の一方通行へ向けて放った攻撃

当然これにも彼の意識が向けられるはずだった

しかし、その意識は全く異なる、しかも学園都市の中から拡がる反応に丸々持って行かれた

その特異なAIM拡散力場の拡大に、彼は覚えが有った

一方(これは、"幻想殺し"ァ?)


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