過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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615:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/07/04(月) 08:31:27.20 ID:Yc4Cln2YP
結論、そこには二つのカーテナが揃った

しかも敵味方に別れたわけではなく、味方としてである

例え扱える力が合計で100しか無くとも、1本で100と二本で100では大きな違いが有る

瞬間的にその全力を上手くキャッチボールすれば、その力の使い方は150にも200にも、擬似的に見掛け上増やす事が出来る

もちろん、そんなことが出来るのは長年の連携が必要だ

使用者はキャーリサと最大主教。そこに連携も何もない

しかし、最大主教からすれば、その力を表立って使う訳にはいかない

使うならば騙し騙し、隠し隠し

止めの瞬間の力のブースターとして、全英の力を一瞬だけ借りるのみだ

ローラ(第二王女と言えど、所詮は小娘。大き過ぎる力の波の変異に気付けなし。最もこのイギリスで私以外で気付ける者は、恐らくエリザード以外にはあらねども)

目の前に殴りかかってくるテッラの一人の手首に触れて、その瞬間だけカーテナの力を借り、その暴走の術式を仕込む

ローラ(このサイズ、そしてこの力の強さ。"天使の力"を使いしは明白。そうであるなら、その気難しいバランスを崩せし瞬間は、私ならば分かるのよ)

数秒間、仕込まれたテッラは止まる

そして、まるでただの小麦の塊で有ったかのように、白い粉塵へと帰すのだった

瞬間的な隙を突いて屠る彼女以外も、それなりの善戦はしている

如何に再生者、如何に神の右席であっても、複数の意思を持っている訳ではない

分身でも幻影でもない、全てが本体のトリックであり弱点は、結局一人だということ

樹という特別なテッラの体の内側で、現れる彼らは言わば一つの細胞のようなもの

どれもこれもテッラであり、そして操っているのは一人のテッラなのだ

だからこそ、一つ一つのテッラが魔術を、"光の処刑"を用いたりは出来はしない

だからこそ、全ての自分に同質の防御術式を施して、同質の攻撃術式を施して、戦うしかない


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