過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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645:本日分(ry ぐぬぬ[saga sage]
2011/07/09(土) 18:51:53.90 ID:g/KYvkRnP
「ふぅー、成功したか。滑走路も無事そうだな。このまま、本目標の撃破まで頼む」

寡兵となってしまった軍の代表が、生存の為の僅かばかりの希望を見つけたように、少し自信の戻ったような声でリーダーに向けて言った

「成功、とは言っても、フィードバックすべき問題点もいくつかありますよ。サイズが小さかったのが救いだったかな」

はい、と頷きながら、リーダーの脇に立っていた女性技師が口を開く

「第三波の核となる隕石"神の国"は巨大ですからね。誘導と破砕信管の挿入溝生成用のレーザー精度がこのままだと、少々危険です」

「数字はそんなに悪いのか?」

「いえ、これ自体は現段階では許容範囲でしょう。今はなにより、エネルギー面での問題点が拭えていないのがリスクとなっています」

「"幻想殺し"フィールド形成も出来ているんだ、電力は供給されているのだろう?」

「はい。しかし、理論上まだ電力を引き出す事が出来るんですよ。そしてその理論上の数値までの出力が無ければ、"神の国"に爆砕装置を撃ち込むだけの穴をあけられない」

「どうして出力を引き出せないんだ?」

兵士とリーダーの会話に、少し違うネームタグをぶら下げた男が近づく

学園都市の生き残りの技師か研究者だろう

「恐らく、統括理事長だな。そもそも、今までの学園都市の日常的な消費電力を遥かに上回るエネルギーが必要なわけだから、例え理論値では可能でも、いまだに日常レベルでの制限をしているのだろうさ」

「ファック。人類の危機だと言うのに、あんなビルに引き籠りやがって」

「ああ、それには同意だ」

「いずれにせよ、奴とは話をする必要がありますね。本国との連絡が取れない以上、ここの問題はここで解決しなくてはならないのですから」

問題は、誰が、どうやって、統括理事長と面談するのか

それら上級の秘密を知る権限のある者達の死は、そういう弊害を招いていた


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