過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
1- 20
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/08(火) 09:02:53.31 ID:qxUHnraiP
"終末"と同じぐらい著名な現象。それがその後の"再生"

その時において、神の力を受けた人々は復活し、最後の審判を受ける

これは十字教の教義であるが、どこの神話も同じようなものがある

それを神の右席が一人、アックアが知らないはずは無い

今、彼の頭の中を巡るのはその"復活"について

死人の、しかも自らが殺したテッラが復活した、という俄かには信じがたいこと

もしそんなことが在るならば、それは今の"終末"の後に有る"復活"だけだと思っていた

しかも、彼の後ろにはフィアンマの影が在るという

ローマ正教という枠を外れたフィアンマと、ローマ正教狂信者のテッラ

本来的に主張の食い違っている彼らが、しかもテッラは死んだのにもかかわらず生き返ってまで、禁書目録の奪取に成功した

アックア(一体、フィアンマはテッラを復活させて、何がしたいのであるか。神の右席の力と禁書目録を持ってして"終末"に干渉しようとしているのでは無いのか。駒を用いるにしても、テッラである必要はないはずだ)

その通りである。何もあの場面で禁書目録を移動させるだけならば、何もテッラである必要は無いのだ

フィアンマにとって、どこかにテッラである必要があるのだろうか

アックアはテッラと同様、病院の屋上から空を見ていた

暗殺された教皇にとって変わった新教皇。元々排外的なローマ正教の路線を更に極端なものとし、つい先程までバチカンから来たであろう使役された天使の様な存在が、このロンドンの天を舞っていた

彼自身、ローマ正教側の人間であり、そして前教皇のやり方に合意して従うことも有った

だが、今のローマ正教の様な、異教徒や異なる信仰に対して何ら寛容さを持ち得ない姿勢は、彼にとって気に食わないものだった

なにしろ、テッラという"ローマ正教至上主義"の塊と言える存在に激昂し、この世から消し去ったぐらいなのだから

「貴様は神に選ばれることは無い」

まだ確信が在るわけではないが、そう言って殺したはずの相手が"復活"した

つまり、神がテッラを選び、現世を導かせんと派遣したのか

もしそうであるならば、アックアの考えていた"神"が間違っていた事になる

神は、全ての人を救うだけの寛容さがあり、悪しき者に罰を与える

神とはそういう存在では無かったというのか?


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1390.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice