過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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710:本日分(ry[saga sage]
2011/07/27(水) 03:34:35.92 ID:SDuGfqaSP
フィアンマ「その通りだ。そして、最も原始的で、しかし最も重要で、最も良い儀式場はローマのような場所では無いんだよ」

振り返ってフィアンマは少年のような容貌の彼を見た

フィアンマ「さぁて、総大主教殿」

その声には敵意もなければ敬意も無かった

フィアンマ「この俺様を、ロシア成教の頂点の、更なる上の存在であると認めて頂こうか」

フィアンマ「そうすれば、この"ベツレヘムの星"であるモスクワは俺様の意思の元、その信徒達を認め、そして」

すたすた、とゆっくり歩きつつ、彼は総大主教の前のソファに、特別な雑作も加えずに座った

フィアンマ「"終末"と言う名の大災害からお前達を救う"ノアの箱舟"として正式に機能を始める」

果たして、この男の言うとおりにしてもいいのか

総大主教の頭の中は、ひたすらに悩む。恐らくコレが最後の抵抗できるチャンスだ

しかし、頷く以外の選択肢など、肯定以外の選択肢など、最初からなかった

総大主教「……わかった。その為の儀礼も、我々は認めよう」

その言葉を聞いて、フィアンマは少し笑みを浮かべて

「そうだ、喜べ、モスクワの民よ。お前達は、この俺様による救世の目撃者として、あるいはその失敗の保険として、選ばれたのだからな」

と、少々興奮気味に言った


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