過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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768:遅れたのは大体、公安と新幹線と如水館のせい[sage]
2011/08/16(火) 12:15:20.54 ID:o6qpCmN7o
「このクレーターも、やはり」

岩石が溶けて生まれたと言うには少々丸すぎる金属製の球をみて、やはり彼女は同じ文字を見つけた

朝になったばかりのアメリカの廃墟、最早ここがどういう地名の場所なのかすらも分からない

そこに生まれてしまった、クレーターの中心には

神裂(HAMADURA。この文字を見たのは、これで何度目でしょうか)

時折それらの隕石球は、まるでリズムを取るように表面に筋のような光を縦横に走らせている

朝日を受けて、その光は益々力強く光っているような気さえする

神裂(間違いなく、これらは人造物。これらの解析は)

彼女は、頭の中に、自らに尋ねた

神裂(何らかのプログラムのよウなものが見受けれマすが、言語面ヤ構造面では既存の代物ではアりません)

神裂(機械のことは詳しくないですが、魔術で言えば全く未知の法則が働いていることと同様とみていいのですね)

神裂(少々の錯誤はあリますが、間違いなイかと。問題は、解析しようにも手のつけようがないトいうこと)

神裂(……手が付けられない、か。分かりました)

自らの複脳は、それらを纏めている自らと違って機械やコンピュータの扱いや分析には優れている

それらを助ける微小機械という便利なツールもありながら、全く手が付けられないと言うことは、そして手が付けられないものがなにより隕石であるということは

神裂(宇宙人? まさか、出来の悪いSF映画ではないのですし。アルファベットではある以上、人間の手によるものでしょうが。……おや?)

発光している筋に目が行ってしまうが、しかし他にも特異な点があった

それは、隕石の下、地面と直接接触している部分。そこには緑色の管が地面と隕石両方に刺さっていた

神裂(パイプといってしまえばそれだけですが、他の言葉で表すならば、これは根でしょうか)

仮に根だとしたら、これは植物だというのか

大気圏突入の高圧高温を耐える植物とはどういうことだろうか。まず、地球外の植物だと?

そんなことを考える神裂の前で、突如、隕石と言う名の種子が動き出す。具体的には、裂けるという方法で


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