過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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[sage]
2011/08/16(火) 12:23:06.75 ID:o6qpCmN7o
クローンの少女が十分に水を口に含んだ後に、彼女は聞いた
「いえ、ここに居るのは、いろいろな町町でたまたま生き残ってしまった人たちばかりです。施設の人はみんな散り散りとなってしまって、恐らくは」
神裂「そうですか……」
恐らく、破壊者によって殺されてしまったのだろう。会話が途切れた
その間に、少女は口に食べ物を送る。その際、胸元の十字架が光った
神裂「そのバプテスト様式の十字の首飾りは、施設の方々の形見か何かでしょうか」
「もぐぐ。……残念ですが、否定します。そうだと良かったのですが。これは、神託を受けることが出来るからという理由で、ここのキャンプの人からもらったのです。しかし、ミサカにはコレが理解できません。とミサカは信仰に疑問を浮かべます」
もう一度パンとベーコンを口に運んで、飲み込んでから、彼女は続けた
「確かに、彼らにとっては、ミサカが受け取る危険回避の声は神の声に等しいものかもしれません。しかし、彼らの定義に従えば、この状況も神が作り出したものになります」
「既存文明の象徴ともいえる現代都市は大きかろうが小さかろうが構わず軒並み破壊され、多くの犠牲を生みました。なのに、どうして今更"神"という存在に救いを求めるのでしょうか。ミサカには分かりかねます」
本当に、理解できないといった感じだった
神裂「それは恐らく、祈らずにはいられないからですよ」
少女が食べている間に、神裂は答える
「なぜ、祈らずにはいられないのでしょうか」
神裂「信仰を心から信じているかどうかに限らず、この場合は一種の精神の逃げ場として機能しているのですよ」
「超現実的で自分の非力さを痛感させられる環境下だから、逃げ場が無ければ精神が先に参ってしまう。だから、信じてもいない神へ祈るということでしょうか」
神裂「そういうことです」
「しかし、あの天使のような姿をした破壊者達の前でいくら祈ろうと、彼らはその破壊を止めたりしない。それはミサカを[
ピーーー
]ことを目的としている存在に、命乞いをしたところで効果が無いのと同じこと」
「恐らく今生き残っている人間はみんな、そう分かっているはずです。なのにどうして、彼らは祈りを止めないのでしょうか。一体何を、誰に望んでいるのでしょうか。ミサカは理解できません」
「都合のいい神なんて存在はありえない。結論、窮地を救えるのは自分自身か、それか他の人間なのだと、ミサカは思います」
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