過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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[saga sage]
2011/08/26(金) 13:46:50.28 ID:nb6vtV28P
他の者が、特にこの女に見付かるとは
ワシリーサ「生憎、そんな時を狙うことこそ、高確率で暗殺対象を消す方法として使えるやり方なのよ」
ヴェント「ほぉー? じゃーアンタはこのガキ共を殺そうとしてわけだ」
ワシリーサ「私が? そんな勿体ないことするわけないじゃない」
ヴェント「なら、こんな密室で何をしようとしていたのかねぇ。しようと思えば、モスクワで活動してるウチの内情まで探れるここで」
なるほど、そう言う訳か
ワシリーサ「何か勘違いをしてるみたいね。ぶっちゃけ話、若い子達の情事って見てるだけでエネルギーになるのよん」
ヴェント「は、あっ?! ただの出歯亀ッ? ……さすが、自分の部下にあんな服を着せるだけあるわ」
ワシリーサ「褒めて貰えて嬉しいところだけど、もしかしてあなたも覗きたかったりするのかにゃーん? 勉強になるわよ、ものすごく」
ヴェント「頭沸いてんの?」
ワシリーサ「冗談よ。私は堪能したから、後はご自由にどうぞー」
何の事はない。ヴェントが警戒していることと、自分の焦点は違う
彼女は機密保持のついでに禁書目録の方を見ていた程度に思っているだろうが、自分が見ているのは最初から禁書目録だ
ワシリーサ(確実さ、と言う面では低いけれど。裏は取れた)
ワシリーサ(あの禁書目録は別モノであり、英国秘蔵の魔術知識はもう無いと見ていい。でも)
ワシリーサ(あの赤毛の魔術師はその事実を知っているかしら)
カツカツと彼女は隠し部屋から何食わぬ顔で出でて、廊下を歩いていく。ヴェントはついてこない
ワシリーサ(答えは否。だからこそ、禁書目録の衣類には"注意を逸らす""特定の事を気にしなくなる"って術式が施されていた。恐らく、本人の体にも、例えば皮膚上からは見えない骨とかにも同じものが施されている)
ワシリーサ(結論、彼にそれを示す事で、彼をこちら側に引き込む事が出来るかも知れない)
ワシリーサ(でもその為には、彼と接触する必要が在る。露骨にすれば、返って彼自身の警戒が上がってしまう。もともと彼はあちら側なのだから)
うーん、と言いながら彼女は外を見た。フィアンマが浮遊させたこの陸は、変わらずゆったりとここに在る
ワシリーサ(なにかこう、ゴタゴタさせるようなことが起きなければ、ちょっと難しいかしらねえ)
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